家庭内暴力で悩まないで

最終更新日 2024年4月6日 by hitozu

家庭内暴力の原因

とてもかわいくて従順だったはずの吾が子に暴力を振るわれるようになると、恐怖心や悲しい気持ちでいっぱいになります。
あなたの育て方が悪かったと周りの人に責められることもあるかもしれません。

家庭内暴力の原因はさまざまですが、本人の挫折感が一番の原因であることは間違いありません。
家や学校での、とてつもない嫌な思いが暴力という形で現れます。

ものに当たる場合も、親に当たる場合もあります。
ストレスのはけ口というだけではなく、親に対する仕返し的要素が入っている場合もあります。

強い家庭内暴力を子供から受けるようになると、親子関係に溝が出来て話がしにくくなります。
でも誰にも相談が出来ないと服従をしてしまうことも多いのですが、それでは解決にはなりません。

子供を家の外に出さなければ解決は始まらないのです。
家の中でそのようなことがあると気持ちは沈み、よその家はどうしてあんなに幸せそうなんだろう、自分ばかりどうしてこんなに辛い目にあうのだろうと悔しい気持ちになる事もありますが、それぞれの家庭は外からは見えないけれどみなそれぞれに、多かれ少なかれ問題があるものです。

一人で悩まむことなく解決の糸口を見つけるために、外部の相談窓口にまずは頼ってみましょう。
そこから状況は変わっていく可能性があります。

家庭内暴力の相談窓口について

相談窓口としては児童相談所や精神保健福祉センター、精神科のある病院が公的なものとしてありますが、民間の団体にも24時間、電話やメールで相談が出来る支援センターもあります。

一人で悩んでいても解決の糸口はなかなか見つからないものです。
とにかく話してみる事で対処法が見つかり、子供との関係が改善していくこともあります。

親の考え方を変えることも重要なことです。
しかし、命の危険さえ感じているようなときは、ためらわず警察に相談することも必要です。

元はかわいくてなんでも話せたはずの子供ですから、話し合いの余地はあると思えるとならば、勇気をもって子どもと向き合ってみてください。
誤解があればそれがとけると関係性に変化が起こる可能性もあります。

親の真摯な気持ちも一生懸命伝えることも重要ではあります。
でも、もうどうすることもできないと感じているときは無理をせず、相談できる窓口に相談してみてください。

病気が原因で家庭内暴力に走るケースもある

その家庭内暴力の原因は病気の場合もあります。
治療をすれば元の優しい人に戻る可能性もあります。

言っていることがつじつまが合わないという場合は、病気である可能性も考えてください。
小さかった時のことを想うととても悲しくなりますが、大きくなると力ではもう勝てなくなります。

話が出来ない状態になっているならば、もう親だけではどうすることもできません。
その子が一人でも生きていけるようにするために心を鬼にして家からおいだしてしまうことも必要です。
その道筋をつけるために、まずは子供と話が出来ないのならば、専門機関に相談してください。

家庭内暴力が伴侶であれば警察に連絡すること

子供の場合はこのように、まずは子供を何とかするための、一人で生きていくようにするための相談となりますが、家庭内暴力の張本人が伴侶である場合はまた話は別です。
証拠写真や診察記録を用意して、弁護士に相談して離婚のために動いたり、警察にすぐに連絡してください。
裁判になっても証拠があれば慰謝料を取ることも可能です。

暴力は相手の人格を無視する卑劣な行為です。
怪我をさせるほどということになればそれはもう犯罪です。

あやまるから、その後優しくなるからといって許す必要はありません。
むしろ許してはいけません。

それはかわいい吾が子であっても怪我をさせるほどの行為は行き過ぎで犯罪です。
罪の大きさを本人に感じてもらわなければなりません。