貧困問題をどのように解消したらいいのか

最終更新日 2024年5月3日 by hitozu

貧困問題は政治が絡んでいることが多い

貧困問題は日本はそれほど深刻でないとしても、世界中のあちこちで広がっているもので、このまま放置すると大勢の人が貧困で亡くなると思えるほど深刻になっています。
政治や経済が影響することもあり、一刀両断に解決できることではないにしても、このことは誰しもが考え、自分ができることはするという気持ちなることが大切と言えます。

マスコミなどで報道されているケースで戦争が引き起こした事例も数多いのです。
自給自足の生活もできない、周囲は弾丸が飛び交い、見渡せば戦車や兵隊さんばかりという状況では、一般人は何もできずに過ごさざるを得ません。
食べ物に関しては国際機関などから少しの援助があっても、豊かという言葉とは無縁の世界と言えます。

戦争のないところでも、経済構造の変化から貧困が目立ってきたところもあります。
未開発の国に多い事例ですが、先進諸国に属する企業が、その経済活動の一環として、食物や衣服その他の材料を求めて世界中を開拓した結果起こっていることも少なくありません。

未開発国へ進出した先進国の経済活動によってもたらされたケースも・・・

未開発国へ進出し、ちょうど不足した材木を切り倒すようにしてありとあらゆるものを調達するということから始まったと言えなくもないのです。

それらからその部落などにはある程度の潤いがもたらされ、一時は豊かな恵みが与えられることになります。
しかし、反面でそれまでの生活の循環サイクルが狂うので、元に戻らないために結局は貧しさがそれまで以上になってしまいます。

自然が相手で、必要な植物を手に入れたり、果実などを上手に育て恩恵にあずかったり、魚を必要なだけ捕獲するとか、食べ物とする動物を乱獲することなく手に入れていたというようなサイクルが乱れ、行きつく先では自分たちで自分たちの首を絞めるということになる危険性すら生まれるのです。

よく言われる事例ですが、それまで口にしたことのないジュースや食べ物をおいしいと言って一時幸せ感を味わえたとして、それが継続的でない状況では、むしろ彼らにとってはむごいことを提供するということなのです。

日本における貧困問題のケース

身近な日本でも貧困問題はあります。
平均的には豊かな国ですが、若い世代を見てみると、かつての日本の若者が持っていた夢や希望が無くなっています。

生涯一所懸命働いても、老後に年金で生活できる見通しはないと言っても過言ではありません。
介護問題などもあり、今の高齢者が何とか施設のお世話になることができても、今の若者たちは将来大丈夫かというと全く見通しが立たないという状況です。
だから一部の人にはだらしないと非難されながらも、できるだけ親のすねをかじるという人たちが後を絶たないわけです。

でも仕事があり、月々それなりの収入がある人はまだ恵まれています。
非正規従業員が多くなり、収入の安定性が悪くなっています。

統計数字とは別に必要なお金を得ることができない、いわば失業者は増えているのが現状です。
その他にも、路上生活者や車中生活者、生活保護でやっとの人などなど、豊かでない人たちが溢れています。

今の日本、国民は目的を持つことがまず第一か?

昔は今ほど物資が豊富でもなく、質も良くなく、粗末な食べ物粗末な洋服という具合でしたが、それでもお隣さん、お知り合いで助け合いながら、何とか生活し、いずれ良い世の中になるという希望がありました。

ここが大きなポイントになりそうです。
今、日本は羅針盤にないまま、あてのない航海をさまよっています。
それでは心も豊かでなく、生活も貧乏のままになってしまいます。

先行きの姿を明確にして、どうしたら実現できるかという風になれば、やる気も湧き上がってきます。
動機づけがあれば、必死で頑張ることもできます。
そうすれば経済も活性化し、税収も増えます。

少子化の問題も解決方向となります。健康も保てます。
そうなれば医療費も下がり、介護のお世話になる人も少なくなります。
こうしたことは世界各国においても共通のベースになることは確かということが言えます。